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“ 静御前の夢 ” -義経ロマン-

静(しずか)の夢

源義経を慕って奥州平泉に向かう静御前。しかし、郡山まで来たときに義経が亡くなったとの情報を得て、静御前の旅はここで終わっている。その後の消息はない。

以上が歴史上の記録である。

平泉を目指す静が栗駒山の頂(いただき)が見えるところまで来た・・・という設定で、なんとしても義経と静御前の再会を果たしてもらいたいと願う気持ちで描いた作品。

■衣装参考資料:二千六百年風俗図史

(以上、村山直儀先生から作品解説をいただきました。)

Staffから補足です。

描かれている二人の人物、どちらが静御前でしょうか?

実は、お供のふりをしている右側が静御前です。先行する左側の女性が位の高い姫のように見えますが、こちらが付き人。実際には少し離れて男の護衛がいたのかもしれないですが、想像上の一場面として、とても印象的な旅人の姿に描かれています。史実として明らかにはなっていませんが、義経は生きてモンゴルに渡ったという説もありますし、静御前と義経は実は再会を果たしていたのではないかという気もします。

作品紹介「義経ロマン」シリーズに追加しております。

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