“絵という生きものがカンヴァスの中で暴れ狂っている。逃してしまうのか・・・、どうしてもこれを仕留めなければならない”

疾走する馬

馬は人類よりも遥か遠い始新世(5500万年前)に起源すると言われ、以後進化を遂げて、およそ5000年前頃から家畜化されたと伝えられています。  人類は馬から多大な恩恵を受け、労働、輸送、戦い、そして芸術、スポーツにも及びます。  その恩恵には計り知れないものがあります。  村山の描く疾走する馬の作品は、今も北米に多く生息する馬たちをモデルにして描いた作品です。

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  • エキサイティング二頭馬
  • 幸福の白馬
  • 黒い稲妻
  • エキサイティング栗毛 Ⅲ
  • エキサイティング白馬

エキサイティング二頭馬

 

カナダは世界有数の馬産国。そのカナダで最たる馬産地・カルガリーの牧場に滞在して描いた馬の群像です。

正面に向かって突進してくる場面ですが、右側の栗毛はクオーターホースという種で、風格とバランスのよい風貌はサラブレッドと並び称されるアメリカを代表する馬であり、西部劇のヒーローたちが乗っています。 左側で寄り添って疾走する馬はムスタング種と言われ、アメリカの自動車メーカー・フォード社の名車の名前にもなっています。 ムスタングはアメリカ開拓史上最も古い種で、16世紀スペインの開拓者によって持ち込まれたと記されています。 それ以前のアメリカには馬が存在しなかったのです。ムスタングには色々な歴史があり、アメリカ先住民族の開拓時代から現在まで、クオーターホースと並びアメリカの代表的な馬であり続けています。

エキサイティング二頭馬    oil on canvas 65.2×53.0cm

幸福の白馬 -白い貴公子-

幸福の白馬 -白い貴公子-   oil on canvas 40.9×31.8cm

黒い稲妻

黒い稲妻   oil on canvas 41.0×31.8cm

エキサイティング栗毛 Ⅲ

エキサイティング栗毛 Ⅲ   oil on canvas 45.5×37.9cm

エキサイティング白馬

エキサイティング白馬   oil on canvas 45.5×37.9cm

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